創業者が現役で活躍されている時代に入社し、当社に根付く『もったいない』の精神を色濃く受け継ぐ数少ない人間です。
当時の日本経済は、高度経済成長期にあり様々な工業製品が生活を豊かにし、当社も大きく成長した時期でもありました。どれだけ豊かな暮らしを始めたとしても、創業者は常に『もったいない』と口癖のように話していたのを覚えています。
様々な資源、とりわけエネルギー資源を有さない我が国日本では、如何に資源が大切かを考え考案されたのが、排熱エネルギーを有効に利用する熱交換器でした。その分野では先駆けとなる特許の取得や、より効率の良い製品を生み出すべく研究開発に勤しみ、更に利用時に付着するダストにより性能が低下する事を防ぐべく開発されたダスト除去装置。全ての製品に息づく『もったいない』は当社の誇りです。
時代の移り変わりにより、エネルギーロスを極小化させるための省エネルギーから、新たな再生エネルギーに移り変わる中、当社も創エネルギーに寄与すべく邁進しているところです。既存の発想にとらわれる事無く、豊かな発想と行動力を持ちTry and Errorを繰り返し続ける事を大切にしています。
私は、失敗は挑戦した証であり誇りだと考えています。新たな材質、新たな工法、新分野への挑戦。これからも、そしていつまでも進み続ける事が大切だと考えています。
『もったいない』のは立ち止まる事。勇気をもち挑戦し、根気良く続け、そして失敗から学ぶ事。これからも私なりに『もったいない』を伝え続けたいと考えています。

代表取締役片山　晃