熱交換器の株式会社HINO-TEC 主力製品 HINOのエレメントをご紹介
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HINO−PILEのエレメント

金属板を縦横波型にプレス成型(クロスチューブ)された2枚をシーム溶接にて1組とし、数組から数百組に組み合わせ、両端部に伸縮継手を介して外枠に収め、両流体が混同しない直交流・向流型熱交換器です。

エレメントの特徴

断面写真は、エレメントの山部または谷部にそれぞれ接触し、通路が菱形管状になっているため、両流体に圧力差がある場合でも、エレメントは十分圧力に耐えます。

エレメント断面図

伝熱エレメントは、イラストのように縦横の波型にプレスした板を対象に組み合わせています。

熱のトータルエンジニアリング 樋野鉄工

換器製品案内

HINO‐PILE熱交換器は、コンパクトでしかも伝熱面は特殊高性能。放熱流体と受熱流体とが伝熱面で乱流するため、熱交換が非常に優れています。従来用途に応じて使い分けられていた蛇管式、フィンチューブ式、多管式、二重管式、ジャケット式、渦巻式、平板式、蓄熱式などに代わる新しい高効率熱交換器です。

1.利用範囲の広い機能
気体―気体、気体―液体、液体―液体の加熱、冷却さらに凝縮、蒸発など、種々の熱交換器に利用できます。産業機械をはじめ鉱業、建設、電力、自動車や化学、食品などのあらゆる工業分野で活躍します。
2.高性能を維持
狭隔蛇行または菱形蛇行の流体通路。流体が乱流(渦流)され、エレメントの表面や裏面の層流底層部を、たがいに剥離する運動になります。両流体共に新陳代謝が激しく、大きな熱伝達率です。また、剥離運動によって、ダスト、タール、ミストなどが付着しにくく、高性能を長く維持します。
3.小型化に成功
蛇行管を一列に連続密着させた層を、交互に積み重ねた構造で、管間隔を保った構造の多管式に比べ、同一容積に伝熱面積が数倍も収容できます。熱通過率が大きいため、伝熱面積も縮小でき、熱交換器のコンパクト化を実現しました。
4.小さい通過抵抗
熱伝達率が優れていますので、流体の通過距離が短く、またエレメントの間隔(ピッチ)も、決められた圧力損失に基づいて、自由に製作できます。
5.優れた耐圧性
エレメントの波型の頂点が交互にかみ合った組み合わせで、圧力は外框の設計に応じて自由にできます。
6.保守管理が容易
駆動部などがないため、メンテナンスの頻度が少なくてすみ、ダスト、タール、ミストなどの付着に対し、ブラシ洗浄、化学洗浄、ジェット洗浄など、容易な構造になっています。
7.優れた耐熱性
材質は耐熱鋼で、しかも溶接組み立てとなっており、エレメントが波型曲板のため、熱膨張差にも十分耐えます。
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