概要
チューブ式熱交換器のチューブ内に付着するダスト(粉塵)を除去及び付着させない為の装置であり、特に除去というよりも付着させないことを主目的としています。
角型チューブ式熱交換器との組み合わせで、100基以上の納入実績があります。
構造説明
チューブ内にチェーンを挿入し、上下にスライド(垂直でなく円弧をえがきながら上下する)させることにより、チェーン自身が跳ねて、上下以外に横方向及び円周方向に動き、さらにチェーンがチューブ内壁に衝突する際におこる振動で、ダストの付着を除去及び防止します。さらに熱交換器内を流れる処理ガス流体の流速(風圧)がチェーンを揺らし、予想以上の効果も期待出来得ます。なおチェーンを上下させる機構はギャードモーターの一方向の回転運動をリンクとアームにより、チェーンをぶら下げているパイプを左右30°ずつだけ交互に反転させるよう変換してチェーンを上下させています。
(注)ギャードモーターの回転数は、インバーターにより速度変換できます。(30~90rpmで標準60rpm)標準に設定すると1秒間に1回チェーンが上下します。また、タイマーにより休止時間も設定できます。
御使用設備用途例
- ゴミ焼却設備
- 産廃処理設備
- 鉱工業炉